11月9日(木)，小野町教育委員会からの依頼により小野町立小野小学校の６年生（３クラス計75名）を対象に「鳴き砂について知って楽しもう」と題した出前授業を実施しました．
「鳴き砂」は石英を多く含む汚れの少ない砂浜で，歩くと「キュッキュッ」と音がする砂のことです．
いわき市の多くの海岸で「鳴き砂」が確認されています．
授業は１クラスずつ行い，それぞれ鳴き砂についての説明に実習も交えて進められました．
実習では１クラスが４つのグループに分かれて，実際に鳴き砂と普通の砂を棒で突いて出る音の違いを聞き比べたり，砂を複数の網目のふるいにかけて粒の大きさの分布を調べたりしました．
また，鳴き砂に少量のチョークの粉を混ぜたら音が出なくなってしまうことを確認して，砂が汚れてしまうと鳴かなくなってしまうことを学んでもらいました．
今回の授業には，サポートスタッフとして山田研究室所属の電気電子システム工学科５年生２名も参加しました．